定期預金満期時のシュミレーション

定期が満期で幾らになるのか、シュミレーションしてみよう

手持ちの資産の運用を考えたとき、最も一般的で手軽に始められるのが、銀行預金という方法です。中でも、半年・1年・5年・10年などの期間を区切り、その間は現金を引き出さないことを条件に高い金利が付与される「定期預金」が、より効率の良い資産運用として知られるところです。

定期預金は、普通預金に比べて単純に金利が高いだけでなく、期間や金額、運用方式などによってさまざまな金利の計算方式が当てはまることになります。また、「キャンペーン金利」などとして、プラン限定で、より高い金利が付与されるようなケースもあります。

では、定期預金に自分の現金を預けて満期(定期期間の終了)を迎えたら、一体幾らの利息がつくことになるのでしょう。定期預金の場合、満期時の資金の取り扱い方法として、「満期解約」と「自動継続」を選ぶことができます。それぞれに計算方法などが異なるので、以下で「100万円を1%金利の定期預金に預け入れ」という条件の元、簡易的にシュミレーションしてみましょう。

「満期解約」とは、文字通り満期の期日をもって定期預金を解約することです。通常は、その資金に(仮に1年ものの定期預金であれば)1年分の利息を加算した金額が、普通口座に振替えられることとなります。上記の金額・金利例の場合、100万円に1%分の利息(1万円)をプラスした101万円が普通口座に振替えられ、定期預金の期間が終了します。

「自動継続」は、一定期間の後、同じ条件で定期預金を継続する形になります。そこから、さらに元金の計算方法として、単利の「元金継続」と複利の「元利継続」とに区分されます。

「元金継続」の場合、上記の金額・金利例であれば1年後に1万円の利息が付くことに変わりありません。この金利を含めた101万円のうち、利息分の1万円のみが普通口座に振り返られ、元金である100万円はそのまま定期預金に継続して預け入れられることになります。以降、満期毎に継続が行われる度に同様の資金移動が行われ、常に100万円の元金を基準に利息が計算されることになります。仮にこのまま10年継続すれば、トータルの利息は10万円ということになります。

一方、「元利継続」であれば、1年分の利息を含めた101万円のすべてを継続して定期預金に預け入れる形になります。2年目以降は、利息分を含めた金額が元金(この場合、101万円)となり、そこに1%の金利が付与されていきます。3年目には101万円に1%の利息が付くことになるので、元金は102万100円、以降は同様の計算が繰り返されていき、10年目の利息は10万4622円となります。この時点で、「元金継続」の場合を4622円上回る計算となります。

「自動継続」「元金継続」の場合は、シンプルな計算式で利息額を求めることができますが、「元利継続」の場合は計算がやや複雑になります。また、定期預金の利息は所得の扱いになるため、20%の所得税分が源泉徴収されることになるため、正確な預金額をはじき出すには税金天引き後の計算も必要となります。

それなりに手間のかかる計算ですが、手持ちの計算機で計算していく方法の他、表計算ソフトで関数計算したり、最近ではインターネット上に設置されているシュミレーションツールで計算することができます。預け入れ資金や定期の期間は、個々人や各金融機関の事情により大きく異なりますから、自分のライフプランに則った計算方法を探ってみるべきでしょう。